2009年09月01日

BORDER TOWN

「ボーダータウン」

DVDをやっと観ました。
メキシコ版の方は前から気になっていたのですが、
日本では観る事ができず、同じ題材の映画がアメリカで作られているとは
つい最近まで知りませんでした。

メキシコのフアレスが舞台だったという事もあり、
久々に印象に残る映画でした。

自分は旅で数年前にバスでメキシコ国境の街フアレス経由でアメリカへ。
走っても走っても続く砂漠。
殺伐とした国境の街。

エルパソでは道を教えてくれたメキシカンの少年が
この辺は物騒だからって小さなサバイバルナイフをくれた。
(使う事無く帰国できて良かったけれど)
夜は人も車もなくひっそりとしてたっけ。

映画を観ていたらその時の思い出がよみがえりました。

実話をもとに製作された映画で、
フアレスで、15年間に渡り推計5000件起きているといわれている事件=
工場に勤める若い女性ばかりを狙った連続強姦殺人事件を追う記者の話です。

どうやったら5000人も?と思いますが、
ざっと計算すれば、毎晩のように行われ続けていた事がわかります。
現実ばなれしすぎて、「こんなご時世に未解決で報道されないなんて馬鹿な」
と思うかもしれないけど、メキシコを知ってる人なら、
そういう体制が国内にある事が解ると思います。

安い賃金で過酷な労働条件で働く若い女性。
出来上がった製品はアメリカなどの先進国に。
大きな権力によってもみ消される事件。

ジャーナリズムとグローバリズム。
遠い国の怖い話、自分達には関係ないやって軽く流せない事件だと思いました。
隠された現実を世間に知らしめる為に製作した作品としてはオススメしたい映画です。

ちなみにニコラスケイジ主演の「ロード・オブ・ウォー」も結構面白いです。
実在した武器商人の話で100%ノンフィクションではないですが、戦争の裏のお話です。
戦争というテーマの割には面白おかしく描かれている部分もあり、観やすいです。
この映画も有名な俳優が出ているわりには、過激な題材のせいかアメリカでもヒットしなかった映画です。
posted by vivalavida at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | MOVIE